2010年05月24日

『トロッコ』旅日記3

先週に続きまして、制作の軌跡、第三弾になりますぴかぴか(新しい)

2008年6月中旬 夕美子役が尾野真千子さんに決定!
「台湾に行きます」と尾野さんから返事を頂く。

2008年7月7日 監督と助監督・西原が台北入り。
台湾スタッフが全員フル回転で動き出す。この夜、旅館でオーディションのビデオを見ながら朝まで話し合い、子役の二人を最終決定する。
    
2008年7月10日 監督、制作部、美術部で花蓮ロケハンに向かう。

一番の課題はメイン・セットとなる「おじいちゃんの家」を見つけること。花蓮中の‘日本風家屋の残るエリア’を回った結果、「林田山林業文化園区」という林務局管轄の保護区の空家(完全な廃屋だった)を飾り込むことになった。この保護区の一角には今も一般の人が住む住居エリア(注5)がある。ここは唯一「高架線路」(注6)を360度から撮影できる場所もあった。
(注5)当時、林田山で林業に従事する人々、日本人も住んでいた宿舎の名残り。日本
     風の家屋が建ち並ぶ。
(注6)敦・凱が恐る恐る渡って行く橋の上の線路。

2008年8月1日 日本キャスト台湾入り。

子役二人はすでに「敦」「凱」と呼ばれ、「夕美子」もスーツケースを引いて空港ロビーに現れる――映画『トロッコ』はもう始まっていた。

2008年8月2日 製作発表記者会見
台北フィルムコミッションのバックアップで、製作発表記者会見を開く。これが日台キャストの初顔合わせ。おじいちゃん役のホン・リウ、おばあちゃん役のメイ・ファンの間にちょこんと座った「敦」と「凱」が本当の孫に見えた。時折、騒ぐ二人の子役を尾野さんが「どこ行くの?」「座っていなさい」と叱る姿に、チャン・ハンとワン・ファンも「馴染んでるねえ」とニヤニヤ。この時の台北市文化局長の言葉「自分も学生時代に読んだ芥川龍之介の小説が、まさかこの台湾で映画になるとは想像もしていなかった」――が今も胸に残る。

posted by トロッコスタッフ at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | スタッフ日記
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